Film Director/Planner

よしみちゃん

よしみちゃんの映画は、見終わっても、終わらない。
登場人物たちのその後がどうにも気になって仕方ないからだ。
それはまるで街中ですれ違った赤の他人の人生を思わず想像してしまうような感覚だ。

よしみちゃんは長い間、世界を放浪し無数の出会いと別れを繰り返してきた。
その経験はやがて彼女を映画づくりの世界へと運んでいく。

都市に住んでいると、人との関わり方はとても複雑で
自分のことすらも見失ってしまいそうになる。
よしみちゃんの映画は皆が抱える漠然とした不安を少しだけほぐして幕を引く。
その後どうなるかは観客それぞれの中に続いてゆくのだ。
観るものが登場人物たちの安寧を願わずにいられないのは、あらゆる人生を賛美する彼女の祈りが映画の中に込められているから。

だから、人を描いて何かを伝えようと思う時
よしみちゃんにその仕事を頼んでみたいと思うのです。

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